横山町・馬喰町 - 協同組合東京問屋連盟

2017.04.10[月] 掲載

問屋街活性会委員会・オープンカレッジ
問屋街活性化委員会
協同組合東京問屋連盟
横山町奉仕会　共催

クリエイティブツール・フォローアップ講座（全5回）
第5回　受講者からのQ&Aと裏技色々

フォローアップ講座最終回は受講者様からの質問への回答や講師が常用している便利な裏技などを紹介。

Adobe PhotoshopもAdobe Illustratorも設定メニューが多過ぎるのが習得を難しくしていると言える
逆に言うと間違っても「全部覚えよう」などと考えないこと！
似たような機能で複数の操作パネル/操作メニューがあるので自分に合うものを見つける
それぞれに奥が深くパラメータ（変数＝可変要素）が山ほどあるので時間のある時にとことん試行錯誤をしてみる
マニュアル本の通りに学ぶよりも仕事の題材をそのまま素材として自分流で色々と試してみることが大事
基本操作「右手はマウス、左手はキーボード。ショートカット」を必ずものにすること！
メニュー操作をマウスから行うのと、同じことをキーボード・ショートカットで行うのでは時短効果は10倍〜20倍違う！

協力：問屋街活性化委員会、横山町奉仕会

主催者側総合司会：東京問屋連盟副理事長三上明夫
講師：坂倉　芳夫(さかくら・よしお) insight, Inc. 代表

新しいシリーズは講師の都合から6月末以降を予定しております。
詳しくは連盟事務局より御連絡致します。

トップエース株式会社藤川さんからの質問：
全く同じ素材の商品を撮影したが色が違って見えてしまう！


ワンピースもボトムもトップも全て全く同素材・同色だが撮影時のライティングなどの違いでまるで違う色に見えてしまう！


元データ：トップへの照明が強すぎた結果と思われる		Photoshopで最適化処理をしたデータ最適化処理は全体に掛かるのでうまく行かない


影響を避けるために背景を抜きトップとボトムそれぞれに別々の処理する		明るすぎるトップに対してレベル補正でボトムに合わせる処理をする


レベル補正だけでは「色目」は合わないのでカラーバランスを調整する色々と試行錯誤をして経験を積むことが大事！


抜き版・全体処理済み濃度や色目が合わない		抜き版・個別処理完全には一致しないが使える範囲にはなった

貝印株式会社興津さんからの質問：
抜き版を合成した時の不自然さの解消方法


「いかにも合成」な元データ


「いかにも」の原因の一つは海底の画像が濃すぎること。もう一つの原因はカニのライティングが鮮明すぎること。それぞれを変更する。


カニの色相を更に変更する


カニにドロップシャドウを加えるもっと「らしく」するにはカニのピントをぼかすと良い

作例：桜並木のお化粧：


元データ： iPhoneのカメラの光軸が水平ではないので手前の壁（塀）が傾いている。天気は良いが桜の色がイマイチ（陽光は上から当たるので桜の花はハイライトしない）		修正後：パースを修正色調補正、レベル補正カラーバランスをいじって桜の花を強調スマートシャープで仕上げ